3月10日(土)に「血縁に基づかない新たな住まい方を考える」というシンポジウムに参加してきました。
単身世帯の割合は全体の約3割となっていて、20~30代の若者だけでなく、高齢女
性の単身での暮らしも増えてきています。今は家族で暮らしている方も、この先
ずっとそうであるかは誰にもわかりません。
地域の中に一人暮らしの高齢者ばかり…ということになっていったら、震災が起
こった時などまったく対応できなくなってしまいます。
孤独死も一人で暮らす私にとっては本当に他人事ではありません。
「他人と暮らす」ということを地域の中でも考える時期に来ているのだと思いま
す。プライバシーを確保しつつ、他人の息遣いやちょっとした助け合いができる
ような住まい方。それは地域の中の自助・共助を伸ばしていく可能性があります。
そのためには「建物」というハードの面での課題や法律なども整備していく必要
があると思います。
全国の空き家率は13%ですが、そのうち二部屋以上開いている空き家は全体の85%
とのこと。だとしたら、空き家を活用したシェアハウスを進めていくことはでき
るはず。
その際に課題になるのはどんなことなのか、もう少し勉強してみたいと考えてい
ます。講師には千葉大学の方もいらっしゃり、稲毛区でのルームシェアの実践な
どもされているので、それを見学に行ったりお話を伺ったりしてみたいと思いま
した。